《 ワクワク賃貸妄想中 》Vol.024

「ワクワク賃貸®」人気記事ランキング2019

投稿日:2019年12月26日 更新日:

2019年に一番読まれた記事は?

もうすぐ2019年も終わりますね。
1年は本当にあっという間だったような気もしますが、流行語大賞や10大ニュースの記事などを読みながら今年を振り返ると、やはり月日の重みのようなものを感じます。
「ワクワク賃貸®」でもたくさんの記事を配信してきましたが、本年最後のコラムでは、今年1年間(※2018年12月1日~2019年11月30日)、多くの方に読んでいただけた記事のトップ10を発表させていただきたいと思います。
さっそく発表してまいりましょう!

第10位は、カナダに住む鉄道オタクの少年が、大人になっても夢覚めやらず、車両をまるごと買い取って、自宅の地下室に鉄道ルームをつくってしまったお話です。
12歳の時に国営鉄道に「列車の座席を手に入れるにはどうしたらいいですか?」と訊ねる手紙を送った男性が、31年後、とうとう車両を丸ごと手に入れて、鉄道ハウスをつくるまでの物語。
その夢を見守る奥様の言葉がとても印象的でした。

第9位は、桜並木の緑道に面していて、室内にメキシカンハンモックが設置されている賃貸マンションの紹介記事です。
メキシカンハンモックは細い綿の糸が織り込まれてつくられているので伸縮性があり、4m近くまで広げて使うことができます。
これならカップルで一緒に寝転び、窓からの桜を眺めてゆったり暮らすことも可能。
「ぜいたくな花見ができる部屋」として評判を集めています。

第8位は、リビングルームの吹抜け部分に4畳半大のアスレチックネットが張られた戸建て賃貸の紹介記事でした。
このアスレチックネットはアスレチック専門メーカがつくったものなのでとても頑丈。子どもはもちろん、大人にとってもこの開放感は魅力的です。
ほかにも「15畳大のインナーガレージ(床は土間)」、「DIY可能な壁面」、「自分で間仕切りできる巨大空間」などが備わっていて、遊び心を大いに刺激する魅力的な物件です。

第7位は、全室にペレットストーブが設置されていて、暖かいのはもちろんのこと、燃える炎をじっと眺めていられるという連棟式の賃貸戸建て物件の紹介記事です。
私は大の焚き火好きなので、家の中で炎を見つめながらお酒を飲むことを妄想しワクワクしてしまいましたが、熱烈な「空き待ち」登録者が現れるなど、ペレットストーブ付きの賃貸住宅を求めている方が多くおられたことに驚きました。
ほかにも床、建具には国産天然無垢材を使用されていて、接着剤などに化学物質も一切使われていないこと、家庭菜園があることなど、PRポイントにあふれていることも人気を集めた原因だったようです。

第6位は、イギリスのテレビ番組の企画でつくられたレゴハウスのお話。
プロの建築家が設計と構造計算を行い、のべ2000人のボランティアたちが350万個のレゴブロックを用いてつくったこの家は、外観だけでなく室内も完璧につくられたというすぐれもの。
インテリアデザイナーにより、家具、小物類まで用意され、ペットのネコまでレゴでつくるというこだわりぶりで、レゴファンならずともうならせられるワクワク住宅となりました。

第5位は、那須塩原にあるツリーハウス村「おだぎりガーデン」の紹介記事。
70歳超の男性が、たったひとりで30棟ものツリーハウスをつくられました(2017年11月時点)
ツリーハウスはバルコニーやガラス窓もあり、電気もつくので、快適に過ごせます。
ほかにバーベキュースペース、トイレ棟、キッチン棟、外灯、ブランコなどもあって、春から秋にかけてならここで十分暮らし続けられるなあと感じました。

第4位は、「こんな賃貸住宅があったらいいな」という妄想の実現性を真面目に研究する「ワクワク賃貸研究所」から、「トレーニングマシーン・TRXを賃貸住宅に設置できるか?」。
読者の方から寄せられたアイディアを調査するために、浅草にあるトレーニングスタジオを訪問し、詳しく教えていただいてきました。
この記事は2年続けてランクインするほどの人気を集めていて、おそらくかなりのニーズがあるのだと思われます。
どこかでオーナーさんが本当につくってくださらないでしょうかね。

トップ3の発表に移る前に

さて、いよいよトップ3の発表ですが、その前にちょっと宣伝をば。

「ワクワク賃貸®」では、「ワクワク賃貸物件集」に掲載している物件の「空き待ち」登録を常時募集しています。
物件のワクワクポイント(コンセプト)に共感され、こんな賃貸住宅で暮らしてみたい!と思われましたら、是非「空き待ち」登録をしてください。
当該物件に解約予告が出たときはもちろん、類似の新築物件、リノベーション物件ができたら、そのときもメールでご報告します。
メールを受け取られたタイミングで引っ越し可能な状態でしたら、是非ご内見ください。
内見後、契約する、しないは全く自由ですし、通知をスルーいただいても、しつこくメールを送り続けるようなことはいたしませんので、気楽にご登録いただければと思います。

トップ3を発表します

2019年人気記事ランキングの第3位は、賃貸住宅の浴室を寝湯にリノベーションするという研究記事です。
広島県福山市にオリジナル浴槽を製作しているメーカーがあり、そこでつくっていただいた寝湯浴槽を設置できるお風呂場をつくれば、すぐにでも実現しそうなアイディア。
リノベーションの専門家には間取りプランも2つ考えていただいています。
来年あたり、実現しないものでしょうか?

第2位はプロ仕様の音楽スタジオが地下室にあり、入居者はいつでも自由に利用できる、ミュージシャンには夢のような賃貸マンションです。
ドラムセットもあるリハーサルスタジオだけでなく、レコーディングスタジオまで備えられています。
1階、2階の居室は18㎡とこじんまりしていますが、2段ベッドを置いてルームシェアすることも可能。
バンド仲間で複数室借りたら、毎日がバンド合宿のようなもの。夜中にふとメロディラインが浮かんだらそのままリハーサルスタジオへGo!なんてこともできます。
人気物件になるのもよくわかります。

そして、2019年、最も多くの方に読んでいただけた記事は、築90年の平屋賃貸物件をリノベーションした新婚夫婦のインタビュー記事です。
この物件のオーナーから「入居者さんがDIYで地下収納までつくってしまわれた」という話を聞き、「まさか・・・」と思いながら取材に伺ったのですが、本当に実現されていたのでびっくり。
この平屋で自分たちがやりたいイベントやワークショップを開催しているという生き方、暮らし方も素敵でした。
「ものづくりへのハードルが下がったので、何でも自分でやってみようという気持ちになれましたし、やってみて最後は何とかなったので、生きることへの自信につながったような気がします」
という奥様の話は、DIYで自分の理想の住まいをつくりあげたいと夢見ている多くの方たちにお届けしたい言葉です。

おわりに

2019年の人気記事トップ10はいかがだったでしょうか?
「ワクワク賃貸®」は2018年1月から配信開始し、2年が経ちました。
トップ10にランクインした記事のうち6記事は2018年から配信しているものなので、先行メリット(=配信期間が長い)がありますが、2019年7月に掲載したKiKi千住東の家に住むおふたりのインタビューが一番多くの方に読んでいただけたのは、編集者としても励みになります。
来年も今年を超えるような、ワクワク楽しい賃貸物件の記事を配信していく所存です。
毎週木曜日に新しい記事をお届けいたしますので、引き続きご愛読くださいますよう、よろしくお願いいたします。

執筆:久保田大介

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久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

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