《 ワクワク賃貸物件集 》Vol.060

レトロな港町・門司港で起業して暮らしたい方、募集中!~港町の元郵便局ビルをリノベーションした起業サポート付きコレクティブハウス型賃貸住宅「POSTO&Co.」

投稿日:2024年7月15日 更新日:

はじめまして。株式会社トラストの牛島です。
私は福岡県北九州市の門司港という港街で、「コレクティブハウス型」の賃貸住宅&ワークスペース「POSTO&Co.(ポストアンドコー:通称「ポストコ」)」を運営しています。
「POSTO&Co.」は「暮らし方」や「つながり」を考え直し、実践する建物として企画しました。

コレクティブハウスという住宅形態をモデルに、企画を実現できる建物を探し求めていたのですが、なかなか理想の物件に出会うことができず、諦めかけたときに出会ったのが元郵便局だった3階建てのビル(1973年築)でした。
このビルを一棟丸ごとリノベーションする計画を進め、2023年から地元の大工さんや地域住人、大学生の協力でリノベーションを進め、2024年に完成しました。

プライベートも大切にできる2DKや1LDKの個室、窓から山々を眺めることのできるシェアハウス、そして、そこに暮らす人々が集う共同リビング兼コワーキングスペースや屋上テラスなど、幅広い暮らし方ができる建物になりました。
「コミュニティ」を大切に、プライベートと、支えあいを両立できる住まいをつくっていきたいと考えています。

毎月、コモンミールという形で、食事をともにする会を開いたり、地域住人の方も参加するイベントや、多様な価値観に触れることのできるトークイベントを開催するなど、「POSTO&Co.」に集う人々が交流したり、暮らし方や働き方を話し合う企画も定期的に開催しています。

その集いの場となるのが、1階に位置するコミュニティスペースです。
基本的には、日中はコワーキングスペースとして活用して、住人だけでなく地域の方も訪れる場所になっています。
デスクで使うだけでなく、希望する方はここで登記もできるので、職住近接の暮らし方も実現できるようにしています。
希望者は、「POSTO&Co.」だけでなく、「ウィズスクエア福岡」(福岡市中央区大名)、「ウィズスクエア・GLOXIA銀座店」(東京都中央区銀座)のコワーキングスペースも利用することができます。また、伴走支援やネットワーク紹介といった密な起業サポートも行っています。

夜は共同リビングに早変わり。大型冷蔵庫のある集合キッチンを備えているので、交代で料理をつくったり、ご飯会を開くこともできます。
キッチンとコミュニティスペースの間には分厚い壁があったのですが、ワイルドに開口して、キッチンカウンターを作成しました。
キッチンで料理する人、カウンターの向こうでその様子を肴にお酒を飲む人が語りあう、そんな風景が生まれるといいなと思います。

ワンタッチで飲食店のようなテイクアウトカウンターができるギミックもつくりました。飲食店ができるわけではありませんが、イベントの際は外の人とつながるポイントになります。

こちらは持ち寄り本棚「ポストブックス」です。入居者さんたちにオススメの本を提供していただいて、自由に貸し出しできるようになっています。普段は手にしないような本も、ふとした時に読んでみると面白いですよね。

一階のコミュニティスペース以上に可能性を感じているのが、この屋上テラスです。
塔屋があるので360度とは言えませんが、270度ぐらいはひらけた専用のテラスです。
まだまだ、洗濯物干し場としてしか活用できていませんが、住人のみなさんと話しながら、暮らしを充実させる場所として活用できればと思っています。これまで出てきたアイデアは
・BBQやビアガーデン
・屋上菜園
・グランピング
・テントサウナ

など、ワクワクするものばかり。これから少しずつ実現していきたいと思います。

続いて、部屋をご紹介します。
2階には、キッチン、トイレ、お風呂などの水回りを備えた部屋が2つがあります。部屋の広さはどちらも34㎡となっていて、ご家族で暮らしていただくことも可能です。
階段からあがって手前の部屋が201号室(赤枠で囲んだ部屋)、奥に位置するのは202号室です。

201号室は1LDKの間取りになっており、広く使えるリビングと個室に分かれています。
リビングはフローリング仕上げになっており、温かみを感じる室内です。天気の良い日には、南向きに面した窓からは気持ちの良い日差しが差し込み、窓をあけると遠目に青々とした山並みを望むことができます。

このお部屋の特徴はかわいらしいタイル。
なんとこのタイルは、リノベ前からあるチャームポイントで、レトロで親しみのある雰囲気をつくってくれています。全体的な部屋のテイストも、このタイルにあわせたアンティーク調を意識しています。

個室はベッドを置くのにちょうどよいサイズ感。こちらを寝室にしても良いですし、独身の方ならリビングにベッドを置いてしまって、この個室を仕事部屋にするのもよいかもしれません。

今回のリノベーションで2階の2室の水回りは一新しています。
キッチンはコンパクトなワンルームタイプ。IHコンロを置いて使用することができます。広々としたキッチンを使いたいという方は、一階の集合キッチンで料理を楽しんでくださいね。

トイレは洋式(ウォシュレット)に交換をしています。壁は漆喰で仕上げていて、手触り感が落ち着きます。

お風呂はやっぱり落ち着いて入っていただきたいと思い、新しいユニットバスを導入しています。お一人暮らしでも、小さなお子さんのいるご家庭でも安心して入浴を楽しんでもらうことができます。

201号室の玄関には、大きなシューボックスが備え付けてあります。たくさん靴をお持ちの方も安心して住んでいただくことができます。

TVモニタホンを導入していますので、急な来客でも安心です。

202号室(赤枠で囲んだ部分)は趣きが変わって、落ち着いた雰囲気の部屋となっています。
2DKの間取りになっており、住居+事務所といった使い方や、2人暮らしにも適したお部屋です。
水回りやインターホンなどの設備は、201号室と同様となっています。

一番広い部屋はフローリング材仕上げにして、押し入れを改装したスペース。
事前相談の上、簡単なDIYは受付するので、希望の方はラックをつけて、クローゼットにしても良いかもしれません。

個室は201号室と同様にベッドサイズのコンパクトな一室です。
落ち着いた雰囲気なので、アンティークな照明などが似合いそうですね。

続いて、3階をご紹介します。
3階は、元々は郵便局の局長さんが住んでいたお部屋でしたが、そちらをシェアハウスにリノベーションしています。
部屋数は3つです。各部屋とも南向きの窓を備えているので、明るく広々としたお部屋に仕上がっています。

301号室は、2室を一室にリノベしたお部屋。その分、かくかくとしたお部屋となっていますが、窓も2つあります。日向ぼっこしながら昼寝を楽しめそうなお部屋です。

302号室は、和室を正方形にリノベしたお部屋。備え付けの押し入れがあるのも嬉しいポイントです。

303号室は、縦に並んでいた2室を一室に改装しました。両側に窓があって、吹き抜ける風が気持ちいいお部屋です。地袋を残しているので、収納にも腰掛けにも使えますよ。

3階で一番気に入っているのは、このアンティークなL字型キッチンです。
年代ものではありますが、丁寧に使われていたので良い味わいとなっています。このキッチンとマッチするキッチン用品を集めていけるとかわいいですね。
広いダイニングスペースは3階ではとれていませんが、1階には十分な空間があるので、集う場所として活用していただければと思います。

水回りは最低限の改修にとどめていて、使用できるパーツはそのまま活用しています。

最後に移住をご検討くださる方々のために大切な街の情報をご紹介します。

写真の「門司港」駅が最寄り駅となります。
門司港はもともと炭鉱の輸出港として栄え、戦前には神戸、横浜と並ぶ日本三大港として大いに栄えた歴史があります。今でもその隆盛の名残は随所にみられ、1995年には駅の側に集積した歴史的な建物を活用した門司港レトロが誕生し、多い年には年間200万人が訪れる観光地となっています。

北九州の中心地の「小倉」駅から「門司港」駅までは、最短13分で十分に通勤圏内です。また、その「小倉」駅から福岡市内の「博多」駅までは新幹線が出ているので、最短15分で移動することができます。新幹線に乗っても片道2,160円で移動ができるため、お仕事で時々博多に行くという方も移動面では困ることは少ないでしょう。

そして、最大の魅力はやっぱり海。
関門海峡(本州と九州の間の海峡)に面しており、海沿いにはカフェが並んでいます。揺れる波を見ながら、ドリンクや門司港名物の焼きカレーを味わうのは、至福の時間です。

「門司港」駅から「POSTO&Co.」まで歩いて約18分ほど。
駅から離れるにつれて観光客の賑わいは落ち着き、レトロな建物が並んでいます。
栄町銀天街は門司港の中心地で、今でもたくさんのお店が営業されています。地元のお店と並んで100円均一もあり、門司港地域で暮らして、買い物の不便を感じることは少ない印象です。

門司港と「POSTO&Co.」の中間地点に、大型スーパー「ハローデイ」もあります。かなりの品ぞろえを誇るので、徒歩圏内にあるこのスーパーの存在はとてもありがたいです。

駅から離れるにつれて、よりレトロ色の強い街並みとなっています。
そういった雰囲気に惹かれるのか、隠れ家のようなカフェやBARがあちこちにあります。
個性的な店主さんが、それぞれの世界観でお店をされていて、魅力的なスポットがたくさんあります。
門司港に住む方は、海や山などの自然豊かさと、レトロに息づいた自由な雰囲気を面白がって移住されている方も多い印象です。

「POSTO&Co.」から歩いて2分の場所には、魚屋さんや八百屋さん、お肉屋さん、お茶屋さんが並んだアーケード商店街もあります。
港町だから魚が本当に新鮮で美味しいです。その日のおススメの魚を店主さんに聞いて買うと間違いありません。店主さんの一部は、食事会にもたまに顔を出していただいて、地元の歴史など教えてくれます。

「POSTO&Co.」から徒歩1分の位置に大型のドラッグストア「サンキュードラッグ」もあります。簡単な食品も販売されているので、生活用品で困ることはありません。

また、5分ほど歩いたところには地域で最後の銭湯「きく湯」が現役です。
昔ながらの雰囲気ですが、お風呂好きやレトロ好きにはたまらないスポットです。

近所にさまざまな人が訪れるゲストハウスもあり、時々、一緒にイベントを開催するなど、ご近所さんとして活動しています。

いろいろとご紹介してきましたが、門司港の何よりの魅力は、自由で活発、そして人懐っこい人々です。
人の出入りが多い港町だったからか、ウェルカム精神に溢れた方が多い実感があります。
温かな人々と、海から吹き抜ける風による、風通しのよい雰囲気が門司港の魅力だと感じています。

今、日本中にさまざまな暮らし方が生まれています。そのどれも素晴らしいですが、生活や人生を豊かにする一つとして「つながり」も大切だと思っています。
同調圧力のような重たい結びつきではなく、お互いを尊重し、大切にしながら、困った時には助け合える。「POSTO&Co.」では、そんな住まいを、住人のみなさんと一緒につくっていきたいと考えています。
風通しの良い門司港という街、そしていくつか工夫を凝らした元郵便局ビルであれば、きっと実現していけると思いますので、気になる方はお気軽にお問合せください。

物件情報

  • 物件コード:ワク賃060
  • 住   所:福岡県北九州市門司区東門司1丁目21-7
  • 構   造:鉄筋コンクリート造陸屋根 4階建
  • 築 年 月:1973年1月
  • 専有面積・間取り:201号室=34㎡・1LDK 202号室=34㎡・2DK
             301号室=22㎡・1R 302号室=14.4㎡・1R 303号室=18.9㎡・1R
  • 共用設備:共同リビング兼コワーキングスペース /本棚 /キッチン /エアコン /冷蔵庫 /食器 /屋上テラス /メールボックス /管理人 / 洗濯機(3階) / トイレ(1階・3階) / バス(3階)
  • 専有設備(2階):TVモニタホン / キッチン / バス・トイレ別 / シャワートイレ / 都市ガス /室内洗濯機置き場 / エアコン / 室内照明器具(一部) / 押し入れ(201号室のみ)/ シューズボックス(201号室のみ)/ TV

募集条件

  • 賃料:201号室・202号室:56,000円
       301号室・302号室・303号室:46,000円(水道電気インターネット代含む)
  • 共益費:3,000円
  • 敷金:2ヵ月
  • 礼金:なし
  • 契約期間:最初は半年。以後は2年毎に再契約。
         (2階のみ:1年未満解約の場合、賃料総額の2ヶ月分相当額、1年以上2年未満解約の場合、賃料総額の1ヶ月分相当額)契約期間満了による退去時は不要。
  • 更新料(再契約料):初回の再契約事務手数料は無料。以後は新賃料の1ヵ月分
  • 火災保険:加入必須
  • 保証会社利用:不要
  • 仲介手数料:不要
  • 解約予告:1ヵ月前

文:牛島光

 

  • この記事を書いた人
牛島光

牛島光

レンタルオフィス事業を手掛ける有限会社トラストのスタッフとして、「POSTO&Co.」管理人、コワーキングスペース「ウィズスクエア福岡」マネージャーを兼任。スペースの運営や広報、イベント企画を担当。前職では、シェアハウスの立上げや、築古物件の再生企画や仲介を経験。自然が好きで、休日は登山や海でのんびりしたり、保有する農地で農作業や料理にいそしむ。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士。

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