「ワクワク賃貸®妄想中」で取り上げられた
「シガーが吸える部屋」について検証したい。
はじめに
いきなりボケとツッコミを逆転させないでほしいですわ!
ちょっと今回のテーマを見たらトラウマが蘇ってきて、つい・・・。
そうでしたわね。森下所長は忘れもしない2016年12月2日、それまで10年以上続けてきた喫煙の習慣をキッパリと止めたものの、初日はイライラし通しで「うう、最後の1本を・・・いや、逃げちゃダメだ・・・」という自問自答を何度も繰り返し、2日目は意識が宙に浮くような感覚の中で若干ハイになりながらお仕事をこなし、3日目には謎の虚無感に襲われて「かゆ・・・うま・・・」と、生ける屍と化していたのですわ!
うーむ、「ワクワク賃貸®妄想中 vol.003」にもあるように、賃貸の実務上では喫煙に関しては「大家さんの意向orマンションの管理ルール上、禁止されている」というパターンと「禁止まではしないけど原状回復費用は全額借りた人の負担になる」の2種類ぐらいしか見たことはないなぁ。
喫煙者には肩身の狭い世の中です
今回はvol.001・002と違って、マンション管理規約に気をつけなければいけないかな。
最近の時流で共用部での喫煙を禁止しているマンションもあるから、室内で喫煙するのだとしても共用部に臭いや煙が出てしまうようだとトラブルのもとになりかねない。
・・・いや、しかし例えば室内に換気扇をつけたとしても、換気口を通じて煙をバルコニーや共用廊下に逃さないといけないから、結局は共用部に出てしまうな。
それなら外に煙を逃がしているわけではないから今回の目的にぴったりだ。
分煙機は居住用マンションにも置けるのか?
難しいと思います。
分煙機メーカーさんの説明
①分煙機はメンテナンスがとても重要で、専用の薬品を使ってメンテナンスをしないといけません。そうしないと、機械がどんどん臭いを溜め込んでしまってエライことになります。
②そのメンテナンスは月1回行う必要があるのですが、その日は必ずご在宅いただかないといけないという事になってしまいますし、一般のご家庭を訪問する体制もなかなか整えるのが難しい問題です。
③メンテナンスには当然費用がかかりますが、大家さんと借りている方のどちらが費用を負担されるか、決めるのもけっこう難しいのではないでしょうか。
そ、それなら家庭用の空気清浄機ならどうかしら!?
事業用ビルの仕組みは
居住用マンションにも応用できるか?
事業用ビルで使っている技術を応用するとか!
1部屋だけじゃなくって全部のお部屋から接続できるようにしておけば尚バッチリです!
その発想はなかったですわ!
お金かかりそうですね・・・。
これらの素材には消臭効果があって、例えば壁を全部これでコーティングしたりすればかなりの消臭効果が見込めます。素材自体が臭いを吸着して、分解しちゃうんです。
今回の実現度は・・・?
室内をゼオライトで仕上げるのはともかく、さすがに煙突を作ったりするのはコストの面で現実的じゃないと思うなぁ。
ここでおタバコを1本どうぞですわ。
研究協力
斎 浩介(サイ・コウスケ)
株式会社M&Kカンパニー 代表取締役
プロフィール
池袋エリアの貸事務所・貸店舗専門の不動産会社を2010年に設立。
リノベーションによる事業用物件の付加価値アップや起業家の支援、池袋賃貸相場レポートの定期発行など、不動産仲介にとどまらない事業を展開する。
連絡先
E-Mail info@mkcompany.jp
URL http://www.mkcompany.jp/
執筆:森下智樹
企画・監修:久保田大介