《 アトリエ賃貸推進プロジェクト 》Vol.043

大きな作品の搬入・搬出がしやすい元・新聞販売店だったスケルトン空間~要件に合致すれば200万円の補助金受給の可能性あり(in東京都豊島区千早二丁目)

投稿日:2026年3月16日 更新日:

「空き家アトリエプロジェクト」第7弾

「空き家アトリエプロジェクト」第7弾となる建物の外観

使われていない空き家を、不動産オーナー(貸主)側は内装・修繕工事等を行わないまま貸し出し、アトリエを探している借り手には自由に改装できるという条件(原状回復義務原則免除)で借りていただくことで、空き家を有効活用しようという「空き家アトリエプロジェクト」
第7弾となる今回は東京メトロ有楽町線・副都心線「千川」駅にある、元・新聞販売店だったスペースをご紹介します。
こちらの物件はVol.042の元・カラオケ喫茶だったスペースと同じ時期(2025年の春)にオーナーさんとお会いし、約1年間、「空き家アトリエプロジェクト」に提供することを検討いただいてきました。
新聞販売店をおやめになる際スケルトン状態にされたため、この空間は壁、床が剝き出しで、トイレやキッチン等の水回りもありません。
一から全て思い通りにつくれるという点では良いですが、相応の工事費用を負担する必要があり、そこがネックとなりそうだけれど、費用の捻出が厳しい方には朗報が!
アトリエとして利用する際、「地域の方に開かれた活動を展開する」などの要件に合致すれば、改装費用の一部が、豊島区の「地域貢献型空き家利活用事業」の補助金の対象となる可能性があるようです(※対象の事業要件があり、条件に適合していることが必要となるため支給が100%保証されているわけではありません)。補助金は工事代金の2/3(最大200万円)までいただけるそうなので、水回りを設置する工事代は十分賄えます。
それではさっそく元・新聞販売店だったスペースをご紹介いたしましょう。

元・新聞販売店だったスペース

シャッター側から見た、元・新聞販売店だったスペース

今回「空き家アトリエプロジェクト」にご提供いただいた元・新聞販売店スペースは、東京メトロ有楽町線・副都心線「千川」駅から徒歩5分の場所にあります。

元・新聞販売店だったスペースの平面図。現在、水回りは撤去されている

こちらは新築当時の1階平面図です。
専有面積は約60㎡で、店舗兼作業場だったスペースと、ワークスペースだった2室と、トイレ・キッチンだったスペースとに区分されています。現在、トイレとミニキッチンの設備は撤去され、スケルトン状態となっています。

店舗兼作業場だったスペースからワークスペースと水回りだったスペースを見たところ

こちらの写真で説明しますと、3つある小部屋のうち中央が水回り、その左右がワークスペースとなっていました。

奥のワークスペース

奥のワークスペースは5畳大の広さで、サッシがあって明るいお部屋です。

シャッター側のワークスペース

シャッター側のワークスペースは約8畳大の広さです。
細長く整形ではないので、倉庫として使うといいかなと私は思いました。

玄関と階段

こちらは水回りだったスペース。
一番奥にトイレがあり、その手前にミニキッチンがありました。
給排水管が残っているので、工事は比較的しやすいはずです。

シャッター側から見た店舗兼作業場だったスペース

店舗兼作業場だったスペースは19.7畳大の広さがあります。
現在、床は土間の状態となっています。

建物の正面(シャッター開放)

シャッターは、横幅が約2.5mあります。
現在内側にサッシがないため、このまま利用すれば、かなり大きな作品も楽に搬入・搬出できそうです。
もちろん、自費でサッシを設置いただくこともできます。

シャッター横にある水栓

シャッター前には駐輪場として利用していた小さなスペースがあり、そこにある水栓は何かと便利そう。

シャッター横にあるポート付きのスペース

道路から見て建物左側にはポート付きのスペースがあります。
自転車やバイクを置いたり、休憩スペースにしたりなど、いろいろな用途に使えそうです。

屋根付きの物干し場もあります

今はちょっと雑多な状態になっていますが、奥のワークスペースのサッシを開くと物干し場があることもお伝えしておきます。屋根がついているのがありがたいですね。

立地のご紹介

元・新聞販売店物件のMAP

今回の物件の立地もご紹介しておきましょう。
前述しましたが、最寄り駅は東京メトロ有楽町線・副都心線「千川」駅で徒歩5分という近さ。
戦前は「池袋モンパルナス」と称されたアトリエ村で、多くの美術作家を輩出した地として知られており、すぐそばに「つつじが丘アトリエ村跡」が、歩いて5分の場所には「熊谷守一美術館」があり、往時をしのぶことができます。道路向かいには豊島区西部高齢者総合相談センター、障害者支援センターがあるので、地域に開かれた活動をする場所にするのに向いている立地だと感じました。

現地説明会を開催します

シャッター側から全体を見渡す

元・新聞販売店だったスペースをざっとご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この建物の2階、3階部分は元々、新聞配達員さんたちの寮としておられましたが、新聞販売店を閉じたあとは、お知り合いの新聞販売店さんの社員寮としてご利用いただいています。
そのため、夜はなるべく静かにしていただく必要があります。
都市計画上の用途地域は「第一種中高層住居専用地域」となるため、作業場はもちろん、ギャラリーや店舗にしていただくことも可能です。
以前、新聞販売店だったことを考えますと、さまざまな情報を発信する場としていただくことに縁がありそうだなと感じています。

今回のお家賃ですが、オーナーさんと相談し、「月額130,000円(税込み)~」とさせていただくことにしました。
敷金・礼金などの初期費用は未定ですが、あまりご負担にならないよう調整したいと考えています。
関心を持ってくださった方は、現地説明会を開催しますので、是非お運びください。
現地説明会は2026年4月上旬から中旬にかけて開催したいと考えています。
現地説明会への参加をご希望くださる方は、下記のメールバナーを使い、2026年3月26日までにお申し込みください。
日程は、参加申込者さんとオーナーさんの希望を伺って調整します。
いつもと同様、参加費用は頂戴しませんし、現地説明会への参加イコール入居申込みではありませんので、気楽にエントリーしていただけたらと思います。
冒頭で触れましたが、今回は要件に合致すれば豊島区の「地域貢献型空き家利活用事業」の補助金(工事代金の2/3。最大200万円)の対象となる可能性があります。
地域に開かれた活動を行っていただくことや、事業継続期間のしばりなどの条件がありますが、美術作家さんでしたらアトリエ開放、ワークショップ、ギャラリー利用などをしていただけたら対象となるようです。詳しくは現地説明会でご案内もしたいと思っております。
皆様のご参加をお待ちしています。

文:久保田大介

  • この記事を書いた人
アバター

久保田 大介

『ワクワク賃貸®』編集長。有限会社PM工房社・代表取締役。 個性的なコンセプトを持った賃貸物件の新築やリノベーションのコンサルティングを柱に事業を展開している。 2018年1月より本ウェブマガジンの発行を開始。 夢はオーナーさん、入居者さん、管理会社のスタッフさんたちがしあわせな気持ちで関わっていけるコンセプト賃貸を日本中にたくさん誕生させていくこと。

-アトリエ賃貸推進プロジェクト

© 2026 ワクワク賃貸®︎