快調に新築工事が進んでいます!
東京都小平市で進めているアトリエ賃貸の新築プロジェクトについて、今夏(2023年8月)配信した記事(Vol.030)で新築工事が始まったことをご報告しました。
その後、工事は快調に進み、本稿を書いている段階(2023年12月15日)では足場が外れ、内装工事が始まっています。
まずは2023年11月28日と12月14日に撮影してきた現場写真をご覧いただき、現況を詳しくご報告します。。
新築現場レポート
新築工事が本格的に始まって、私が最初に現場を訪れたのは2023年11月28日でした。
足場で囲われた外観をパッと見て実感したのは「2階建てなのに、何て高いんだろう!」ということ。
道路向かいに3階建ての家があるのですが、それとほとんど同じ高さなのです。
200号の作品が描ける、高い建物をつくることを目標にしていたとはいえ、この高さには感慨ひとしおです。
作業中の室内に入ると、さらにその高さが実感できます。
1階は3.2m、2階は3.3mという天井高で、この部屋はまだ天井が貼られていないので、余計に高く見えたことは否めないけれど、それにしても高い!
この日は2階の1室だけ天井が貼られていて、天井裏は塞がれているけれど、ご覧ください、それでもこの高さです。
天井高をわかりやすくお伝えするために、身長156cmのオーナーさんにモデルになっていただきました。2階の天井高は3.3mだから、オーナーさんの2倍以上あることになります。
こちらは玄関ドアの写真です。
玄関ドアの高さは2.8mあるのですが、賃貸マンションやアパートでこんなに高い玄関ドアを私は見たことがありません。
先程と同じく、オーナーさんにモデルになってもらいましたので、これを見ればどれほどの高さかご理解いただけるかと思います。
11月28日に取材したときに驚いたことがもうひとつ。
こちらは隣室との境の壁ですが、ご覧の通り一部がくり抜かれていました。
オーナーさんに伺うと、将来、同じフロアで2室、3室をひとりの方が使われることになるかもしれないので、ドアを設置できるようにしてあるとのこと(今はこの上から防音の下地を貼るので、音が漏れやすいということはありません)。
そんなふうに規模を大きくして使ってくださる作家さんが現れたら、嬉しいなあ。
次に現場を訪れたのは2023年12月14日。
このときは足場が外されていて、外観がお目見えしていました。
外周を囲む塀など、外構工事はまだ先ですが、とてもいい感じです。
この日は2階でクロスを張り始めていると聞いていて、それを拝見しに行ったのですが、足場が外され、2階に登る階段の幅が広いことをあらためて実感しました。
持ってきたレーザー距離計で階段の幅を測ったら、1.4mもありました。
階段の角度もゆるやかなので、作品の搬入・搬出がとてもしやすそうです。
階段を上がると、開放的な共用階段が姿を現します。
今は手すりがないので余計に開放的に見えますが、廊下の幅が広いのも開放感を演出している理由のひとつ。
もう一度、レーザー距離計を出して、廊下の幅を測ると、1.2mありました。
これも「作品の搬入・搬出作業を容易にしてさしあげたい」というオーナーさんの配慮です。
続いて、クロスやクッションフロアが貼られる前のお部屋に入ります。
11月28日に訪ねた際は、工具や建材がたくさん置かれていたので、広さが実感できなかったのですが、それらが取り除かれてみると、この通り。ドーンとした構えをしています。
専有面積は30.17㎡ですが、トイレや浴室(※シャワーブースのみ)が最小限に絞られているので、居室(アトリエ)スペースは実に広々としています。
窓サッシも普通のアパートなどに比べると大きくゆったりしているのが印象的。
レーザー距離計で測定してみたら、幅は2.5m、高さは2.2mもありました。
隣の部屋ではクロスを張る作業をしていたので、ちょっとお邪魔してきました。
天井が高いから、どうやってクロスを張るのかな?と思っていたのですが、7段脚立を2台並べ、5段目のところに板を渡して、その上に乗って高いところを張っていました。
この写真を見ると、職人さんが2人、上と下とに立っているので、高さをより実感していただきやすいかと思います。
クロスが張られた壁面はこんな感じ。
とても清々しいですね。
この日はトイレとシャワーブースも仕上がっていたので撮影させてもらいました。
アトリエスペースをできる限り広く取るため、水回りは最小限にしていることは何度かお伝えしていますが、こうしてできあがった姿を見ると、窮屈な感じがしない。これは実際に見て確かめていただきたいです。
建築現場は大好きなので、いつまでも見ていたいけど、職人さんたちの邪魔をし続けてはいけないので、このへんでストップ。
現場を後にして、帰路につきましたが、ちょっとだけ足を伸ばして小平中央公園へ。
11月28日にも訪れていて、このときは見事な紅葉だったのですが、だいぶ葉が落ちていて、12月14日はこんな感じでした。
この新築アトリエ賃貸が完成して少ししたら、この小平中央公園では満開の桜が見られます。その日が来るのがとても楽しみです。
建物名は「earthmore(アースモア)」と決まりました
ここまで新築工事の進捗状況をご報告してまいりましたが、本稿ではさらに4つのことをご報告したいと思います。
1点目は建物の名称が決まったことのご報告です。
建物名は「earthmore(アースモア)」となりました。
このアトリエ賃貸のオーナーの会社名は「株式会社アースモア」といいますが、社名の英文表記を建物名となさいました。
以後、「アトリエ賃貸推進プロジェクト」では、この物件をご紹介する際、「earthmore」と記載しますので、ご記憶願います。
募集条件が決まりました
2点目は新築当初の募集条件が決まったことのご報告です。 新規募集条件は下記の通りとなります。
【earthmore新規募集条件】
- 契約形態:普通借家契約
- 契約期間:2年
- 敷金:1ヵ月
- 礼金:1ヵ月
- 賃料:101号室 86,000円 / 102号室 82,000円
103号室 86,000円 / 201号室 90,000円
202号室 87,000円 / 203号室 90,000円 - 共益費:5,000円
- シェア利用:相談可
- 更新料:新賃料の1ヵ月分
- 解約予告:2ヵ月前
- 保証会社:利用必須(※保証会社は未定です)
- 火災保険:加入必須(※損害保険会社は未定です)
作品保管サービスが付帯します
3点目は作品保管サービスのお知らせです。
このサービスは、武蔵通商株式会社の美術倉庫にて入居者さんの作品を保管するというものです。
オーナー負担で、床面積1坪分(約180cm×180cm×高さ270cm)を確保済みで、それを6室の入居者さんで按分し、ご利用いただきます(単純計算で1入居者さん1.45立方メートル分無償にて使用可能です)。
この上限を超えて保管を希望される入居者さんについては、別途1坪ごとに月額15,000円(税別)の費用が発生します。上限を超える方が複数いる場合は、その費用とスペースを按分して使用していただく計画です。
なお作品の集荷・運搬は武蔵通商に委託し、費用は集荷希望者さんで按分していただこうと思っています。集配は2t車で35,000円(税別)、Lバン26,500円(税別)となっており、ほかに入庫料2,500円(税別)がかかります。これらの合計額を集荷希望者で按分していただきます。
集荷は毎月1回の予定ですが、入居者の動向を見て頻度の調整をしていく以降です。
なお入庫の際の運搬は、ご自身で別業者を手配していただいても構いません。
空き待ち登録者限定の内覧会を開催します
最後に4点目のご報告として、「earthmore」の入居者募集方法について、ご案内いたします。
まず、物件が完成するまでは一般公開をせず、「ワクワク賃貸」をご覧くださった方のみに、募集情報をお知らせします。
そして、これまで「earthmore」を指定して空き待ち登録をしてくださった方々と、この記事をご覧になって「earthmore」の内見を希望される方々を対象とした内覧会を、2024年1月中旬から下旬にかけて、数回行います。
ご近所へ迷惑とならないよう、内覧会は小規模(1回あたり3名程度)で行う予定で、すでに熱烈なメッセージを添えて「earthmore」を指定し空き待ち登録をしてくださった方たちがおられるため、その方たちには先に見ていただこうと思っています。
「earthmore」の完成は2024年2月中旬を予定していますが、それまでの内覧会で満室とならなかった場合は、少しずつ情報公開をしていく予定です。
内覧会にご参加いただいた後の入居申込みは先着順となりますので、早めに「earthmore」を指定した空き待ち登録をしていただければと思います。
なお過去に「アトリエ賃貸」に空き待ち登録くださった方々で、「earthmore」を指定していなかった場合は、当記事配信後、メールを一斉送信いたしますので、そちらに返信するかたち(「earthmore 内見希望」と必ず書いてください)でお知らせください。
内覧会のご案内は、本連載を担当している私(久保田)が行います。皆様にお会いするのを楽しみにしています。
文:久保田大介